メモリアルプロジェクト
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20世紀は科学を発展させ、文明の進歩を信じた世紀であった。
そして間違いなく人間の営みを助け、生きていくことの困難さを取り除いてきた。
そして今、技術志向から調和へ?課題は時代と共に変化をつづけている。

 

呑吐ダム 近畿農政局[1964−1991]

 呑吐ダム(H=71.5m)は、河床部に大規模な破砕帯があり、これに対処するため構造解析に本格的な有限要素法を活用し、コンクリートダムの歴史の中で、世界で初めてのウェッジブロック・ジョイント・マットコンクリート工法を採用しました。阪神大震災時にはこの工法による安全性が十分発揮され、これが実証されました。

諫早湾干拓潮受堤防 九州農政局[1983―1996]

 諫早湾干拓は、我が国の干拓事業では最後にして最大規模のプロジェクトといわれています。最大25mにも及ぶ超軟弱地盤の改良、大潮時に6mにも達する干満差、浅い水深と速い潮流などの他の海域では見られない厳しい条件のもと、延長7km、堤防高TP(+)7mの潮受堤防が建設されました。

来間大橋 沖縄県[1986−1987]

 来間大橋は、離島苦に悩む来間島と、景勝地として親しまれている宮古島とを結ぶもので、県営事業の一般農道橋としては我が国最長(橋長=1,690m)です。この事業は、21世紀へ向けての明るい展望を切り拓く「夢の架け橋」として計画され、期待に応えるものでした。

日光川河口排水機場 東海農政局[1986−1992]

 日光川流域は海抜0メートル地帯であり、この排水機場は、この地域の住民と農業を守る防災事業の一環として計画されました。その規模は伊勢湾台風級の高潮にも耐え得るものであり、振動問題や軟弱地盤における基礎工法、マスコンクリートによる水利構造物等、農業土木の粋を集めた名実共に国内最大級の排水機場です。

東山田揚水機場 関東農政局[1992] 農林水産大臣表彰

 この東山田揚水機場は、東山田調整池から取水するもので、本調整池は「煌めきの湖」のキャッチフレーズのもとに、公園、散策路など周辺環境整備計画があり、これにマッチする景観配慮型の施設設計を行いました。

岐阜排水機場 北海道開発局[2006−2009]

 平成13年9月の台風による大雨により300haの畑が冠水しました。大被害が発生したことを契機に岐阜地区直轄明渠排水事業が計画され、本機場は地区の基幹水利施設として平成23年に完工しました。さらに、整備された排水路により地区内2,300haの農地が水害から守られて安心して営農を続けることが出来るようになり、地域農業の発展と多様な農業の振興が期待されています。

石部頭首工 近畿農政局[1997−2001]

 石部頭首工は、洪水による災害の未然防止と農業生産性の維持、農業経営の安定化を図るために、一級河川野洲川に建設された堰長220mの両岸取水の可動堰です。洪水吐に採用したゴム引布製起伏堰4門は、堰底幅38.0m、扉高3.55mと国内最大級の規模を誇ります。袋体内部からの保守点検が可能なように、堰柱2基にマンホール及び気密室が設置されています。また、野洲川に生息する多種多様な魚類の移動に配慮し、右岸に多自然型魚道及びアイスハーバー型魚道、左岸に呼び水水路及び傾斜導壁型魚道(観察窓付き)を採用しました。

桝谷ダム 北陸農政局[1977−2006]

 九頭竜川水系桝谷川に計画された桝谷ダム(堤高100.4m、堤頂長345.9m、堤体積3,447千?)は、農業用水を主体とし、他に上水・工業用水及び治水をも目的とした中心遮水ゾーン型ロックフィルダムです。このダムは、農業土木事業では国内最大級の規模を誇っており、当社のフィルダムの集大成といえます。本ダムの建設においては、次の様な特筆すべき技術が適用されました。①農業用フィルダムとして初めて、監査廊の内型枠にプレキャスト部材を採用し、施工の安全性と工事実施の確実性を図りました。②河床部にある一部破砕帯を伴う不整合面の基礎処理において、削孔後直ちに採石の投入により孔壁保持を行い、透水試験ののちに基礎処理工事を行うというTSK工法を開発施工しました。遮水性材料の不足を補うため、原石山、洪水吐、堤体掘削材及び土取場の材料をストックパイルで粒度・含水比を厳密に管理し、均一な遮水性材料(42万?)を確保しました。

輝北ダム小水力発電所 九州農政局[2001−2004]

 輝北ダム発電所は、鹿児島県鹿屋市を流れる大鳥川を水源にもつ輝北ダムの河川放流量を発電用水とする小水力発電所です。本発電所は、最大出力400kW、年間1,264kWhの電力量を発電しており、発電した電力は、ダム管理用電源へ利用されています。また、余剰電力は電力会社へ売電されており、施設管理者の維持管理費の軽減を図るとともに、環境に優しいクリーンなエネルギーを創出しています。

荒砥沢ダム 東北農政局[1973−1999]

 荒砥沢ダム(H=74.4m)は中心遮水ゾーン型ロックフィルダムです。ダムは利水を目的として計画されていましたが、宮城県の治水事業との共同事業となり、二迫川沿いの水田への用水補給と下流二迫川と迫川の洪水調節を行う多目的ダムとして建設されました。設計では有限要素法による堤体と基礎を一体とした応力変形解析と貯水時の二次元浸透流解析を行い、安全性を検討

農集排玉城第5地区処理場 沖縄県土地改良事業団体連合会[2003]

 沖縄本島の南東海岸に接する玉城村は人口約11,000人、沖縄南部地区の観光拠点となっている村です。玉城第5地区は、村内全6地区の内、2番目に大きい処理区であり、計画処理人口は3,370人です。集落排水処理施設に、汚泥処理施設を併設しました。また、屋根上には、太陽光発電を設置して、省電力化を図っています。当社では、その他の地区を含め村内の集落排水処理施設の実施設計を担当し、「グスクと水の里(郷)たまぐすく」の水質保全および汚泥処理計画による資源循環に貢献しています。

北空知頭首工 北海道開発局[1979]

 北空知頭首工は、日本有数の大河石狩川本流の中流域に昭和55年〜昭和62年に掛けて建設され、全堤長144.80m、提高4.90m、最大取水量47.5?/s(両岸取水)、受益区域は8,700ha強で、道内第2の規模を誇る大規模頭首工です。地域は先人の不撓不屈の開拓者精神により地味肥沃な土地と水稲栽培に適した気象条件が相まって明治20年代に開拓の鍬が入れられ、今日では良食味米の産地としての地位を築いています。

緑ダム 北海道開発局[1978−2006]

 緑ダムは、網走管内斜里川水系アタクチャ川に建設された堤高73.0mの中心遮水ゾーン型ロックフィルダムです。北海道内の農業用フィルダムでは最大級となっており、1市3町(斜網地域)にまたがるオホーツク海沿岸に面した18,500haに及ぶ畑地をかんがいする基幹水利施設として、かんがい期の降水量が400mmにも満たない大規模畑作地帯の農業経営の安定化を担っています。斜網地域における本事業の取り組みは、我が国初の大規模畑地かんがいシステムの確立と大規模畑地整備を行った事で平成19年に上野賞を受賞しています。

高知三波川帯農地保全事業 中村大王上・桃原区域地すべり安定解析[2009]

 本業務は、水位観測等のデータから地すべりの動態分析・水利解析及び安定解析を行い、事業完了に向けた取りまとめと今後の対応方針について検討したものです。安定計算による安全率と地中変位量の2つの指標を統合した概成判断までのフローを提案し、平成22年度中国四国農政局農業農村整備事業優良業務の表彰を受賞しました。
(図:高知三波川帯農地保全事業パンフレットから引用)

羽地大川営農推進業務 沖縄総合事務局[2002−2006] 沖縄県[2007−2009]

 羽地大川地区は、かんがい用水の普及によって周年的に計画的な生産を行うことが可能となってきました。業務では、事業効果の早期かつ確実な発現のために営農推進の方向を受益者参加で検討し、より多くの受益者が参加する業務用地場食材の流通促進と集落組織で行う土地利用調整に取り組んできました。活動の中で特に業務用地場食材の流通促進は、朝市が定着して地産地消を幅広く推進しています。

宮古伊良部地区 沖縄総合事務局[2006−継続中]

 宮古島は珊瑚礁が隆起してできた島で透水性が高く山や川が無いため、農業用水は降雨に頼っています。平成13年に完了した宮古地区によって地下ダムで水源確保を行い畑かん整備を行ってきました。更なる水需要と橋でつながる伊良部島への送水を目的に国営かんがい排水事業宮古伊良部地区(受益面積9,156ha)が平成21年度に着工しており新規の主水源として仲原地下ダム、保良地下ダムが計画、工事着手されています。

矢作川総合第二期地区 新しい費用対効果分析手法の確立
【大規模地震対策】[2011]

 国営「矢作川総合第二期地区」において、今後高い確率での発生を想定されている「東海・東南海・南海地震」に対応するため実施されている土地改良施設の耐震対策に係る効果を計測する手法を、他に先駆けて検討し、その基礎を確立しました。

震災復興支援 東北農政局[2011]

 東北地方太平洋沖地震に伴う大津波により被災した宮城県内の農業地域(定川、仙台東、名取川、亘理・山元地区)について、農地及び農業用施設の被害状況を緊急調査し、応急的な排水対策案の検討を行いました。また、定川、仙台東地区では復旧・復興を見据えた排水計画を策定しました。

加治川第1、第2頭首工設計業務 北陸農政局[1963〜1967]

 大河川の取水堰の設計に当たって、農業土木の専門家のみならず建築家等も参画させ、構造物と周辺の環境との調和を図る等、我が国の土地改良事業において「景観」を考慮した施設設計としては、草分的なものである。また、当社が管理施設の近代化に初めて取り組んだ記念すべき業務でもある。

大阪万博人工湖設計業務 財団法人日本万国博覧会協会[1966〜1967]

 万国博覧会会場中央の大人工湖を含め、五つの人工湖の設計を行った。また、すべての湖を一つの水源により、維持管理するためのモデル実験も繰り返し行われた。単なる貯水池の土木的設計のみならず、当時の我が国の国際的な位置付けに立脚したコンセプトを追求して全体計画を提案した。いわゆる、我が国における環境デザインの端緒を担ったものである。

研究学園都市開発事業計画に係わる業務 日本住宅公団[1966〜1968]

 筑波学園都市の開発に当たり、計画地域の現状変更を機能的に実施するために、農業水利施設等の調査や移設計画を策定した。

豊川水系の水資源開発に係わる一連の業務
東海農政局、愛知県、静岡県、水資源開発公団他[1971〜進行中]

 一つの水系の水資源開発は、その現状調査から新規事業の策定に至るまで、関係機関の長期にわたる検討や協議を必要とする。それらを有機的に結び付け、総合的な開発を行うためには、一つのコンサルタントの連続的なフォローが必要である。当社は、多くの水系のデータを保有しているが、その中でも本業務は先端的なものである。

電子計算汎用プログラム開発業務 東北農政局、北海道開発局他会[1972〜1996]

 当社独自のシステム開発がかなりの汎用性を持っていることから、土地改良事業のシステムプログラムについては、関係機関からの引き合いをほぼ独占的に受けている。改良山成工設計プログラムの納入(1974)はその発端となり、現在はCADシステムの開発、そしてデータベースの作成業務へと進展している。

桝谷ダム設計業務  北陸農政局[1977〜2006]

 九頭竜川水系桝谷川に計画された桝谷ダム(堤高100.4m)は、農業用水を主体とし、他に上水・工業用水及び治水をも目的とした中心コア型ロックフィルダムである。このダムは、農業土木事業では国内最大級の規模を誇っており、当社のフィルダム技術の集大成といえる。

新々樋曽山隧道設計業務 北陸農政局[1986〜1992]

 新潟平野(西蒲原郡岩室村樋曽)から弥彦山と角田山の中央を通り抜けて日本海に至る新々樋曽山隧道は、我が国最大級の河川トンネルであり、断面の規模(2R=11.60m)は2車線の道路トンネルよりも大きい。

南知多有料道路(武豊IC〜美浜IC区間)設計業務 愛知県[1990〜1996]

 名古屋高速道路から知多半島道路を経て南知多町に連結する自動車専用道路で、車線の増加、高速化等現在の施設のグレードアップが図られた。沿線の景観を生かし、自然環境の保護も十分に配慮されたこの道路は、観光用道路としても期待される愛知県下有数の有料道路である。

関ヶ原浄化センター設計業務 日本下水道事業団、岐阜県関ヶ原町[1993〜1996]

 揖斐川流域下水道整備総合計画の一環として建設された関ヶ原浄化センターは、この町の人口の約75%を対象とした大規模なものであり、近隣の国定公園との調和を図るため、地場産業の「みかげ石」の細工を施す等外観にはいろいろと工夫を凝らしている。

農業集落排水における不明水に係る業務
社団法人日本集落排水協会[1994〜1996]

 この業務では、全国17箇所の汚水処理施設の汚水流量及びその近傍の雨量データ等により、不明水(農業集落排水施設に浸入してくる地下水と雨水)の量を推定する方法を確立すると共に、日・月・年単位の不明水量を算定した。また更に、実態調査を行うことにより、不明水の浸入を防止するための「不明水対策マニュアル」を作成した。

カンジンダム調査設計業務 沖縄県[1991〜2006]

 沖縄本島から西100kmの久米島に存在する大規模な琉球石灰岩地帯にある陥没地形(ドリーネ)を貯水池に変えるため、高透水性の台地上から原位置土撹拌工法による地下ダムで締め切る計画を採用した。これにより地下水の浸透経路をたち、地表部に140万m3、琉球石灰岩空隙中に10万m3、合計150万m3の貯水池を造成するものである。自然地形を有効に利用し地表ダムとしての湛水機能と地下ダムとしての止水技術を駆使した世界的にも例を見ない特殊な地表湛水型地下ダムである。

斐太地区汚水処理施設実施設計 新潟県土地改良事業団体連合会[1993]

 通常、農業集落排水処理施設の処理対象人口は、1000人程度を上限としているが、本地区では処理対象人口4200人とする農業集落排水事業では屈指の大規模汚水処理場である。処理方式はオキシデーションディッチ方式で、2系列で計画している。また、この施設には、多重円盤式脱水機による汚泥の脱水施設をも併設している。この施設の特徴は過去最大積雪量が3mある豪雪地帯であるので、1階床高さは地上1.5mとし、管理施設はすべて2階に設けてある。

芽生大橋設計業務 高知県[1993〜1994]

 「日本最後の清流」四万十川の中流に位置する、周囲の自然環境に配慮し、斜張橋にデザインされた。さらに地域交通だけでなく、リゾートを中心とした地域の活性化にも重要な役割を果たす橋梁(L=216.0m)である。

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