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平成20年年頭所感が発表されました。 2008年1月7日

平成20年 年頭所感

新年明けましておめでとうございます。

 私にとって昨年は、「偽」と「地球温暖化」の二言が大変印象的な一年でありました。
 「偽」は清水寺恒例の今年の世相を表す漢字として用いられ、同寺貫主に「悲憤に堪えない」と嘆かせたエピソードがありました。しかしながら私には別の意味でこの「偽」騒ぎが印象的でありました。
 我々の生活に最も重要な「食」にまつわる「偽」騒ぎは、日本人の自己責任意識の欠落が露呈した出来事でありました。勿論、故意に不当表示を行ったり、製造過程で衛生管理を怠ったりした生産者は許し難い存在ですが、ヒステリックに規制強化を進める行政と勧善懲悪の番人を気取るメディア報道の方が正に「悲憤に堪えない」と感じます。更に、この行政の規制に身を委ね、メディアの報道に踊らされている今の日本国民はもっと情けない。故意に毒物が混入されているならいざ知らず自分の食べている物の良し悪しが判別出来ないとは。にも拘らずグルメ番組は相変わらずテレビの主役で、一体現代日本人はどれほどの優れた味覚を誇れるのか、疑わしい限りです。
 かたや「地球温暖化」。IPCC(気候変動に関する政府間パネル)によれば、地球の温暖化が劇的に進み始めたのは産業革命の頃からだそうです。人類は便利さと引き換えに地球の寿命を縮め続けていると言えます。今後100年間、人類が挙ってCO2の削減に躍起になったとしても地球の平均気温は1.8度上昇してしまうそうです。例えば、東京の平均気温は現在の鹿児島と同じ気温となってしまいます。入学式の桜から卒業式の桜吹雪に、北海道はお米とりんごの主産地になってしまうかもしれません。
 京都議定書の批准問題で先進的に結束したEUを尻目に米国と中国は消極的な対応を示していますが、「日本人」は大丈夫でしょうか。「日本」と言わず「日本人」と表現したのは、この問題解決は「政府がやってくれるだろう」では済まされない「個々の日本人」の問題だからです。先ほども述べましたが、現代日本人に自己責任の意識が欠落しているとすれば、「日本」としてこの問題は解決出来ない事になります。会った事の無い世界の人類の為に、未だ見ぬ子孫の未来の為に、地球の健全な将来の為に、今自分が出来る事を行動に移す。自分を守る為だけには口も出し金も出す事の得意な日本人に一番不得意な課題提示と言えるのではないでしょうか。
 戦後60年。日本は敗戦国から経済大国へ人類史上稀な速度で復興を果たしました。この経済成長のスピードに精神成長が付いて行けなかった「歪」が現在の日本人のメンタリティーの底に存在しています。
 満腹中枢が麻痺してしまった国民に「足るを知る」が理解出来るかどうかがこの国の将来の明暗を分けると思います。

閑話休題。

 さて、翻って平成20年。今年の当社のキーワードは『備える』です。
 もう20年ほど前の事になりますが、私が当社の役員に就いて以来「まともな中小企業を目指して」というスローガンを掲げ続けて今日まで来ました。
 この間、多くの難関や窮地を乗越えては来ましたが、まだまだ「まともな中小企業」には成れていません。先を見渡せば未だ波高く課題山積といったところですが、だからこそ、それに『備える』事が大変重要だと考えます。日照りや時化が予想されるなら、その為の蓄えや体力の温存は必須です。平成20年をその苦難に『備える』元年と考え、計画的な取り組みに着手したいと考えます。

 世の中の変化に対応出来る組織や社内のルール作り、社員の生活安定を創出する為の蓄え作り、将来の「自分」を想定したキャリア・プランの形成支援、現場からの提案が実を結ぶ為の土壌作り、等々。備えに対して実行すべき課題が沢山ありますが、「まともな中小企業・三祐コンサルタンツ」の形成を目指して、全社一丸となった持続的な取り組みをして行く所存です。

 

平成20年1月4日
株式会社 三祐コンサルタンツ
代表取締役社長 久野格彦

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